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管内の状況
当管内は、宮城県の北部に位置する栗原市からなり、総面積が807.83平方キロメートル(全県土の約11%)となっています。
西部は、奥羽山脈の栗駒山を境に、秋田県と接し、北は岩手県、南は大崎市、東は登米市に接しています。秀峰栗駒山麓(標高1,628m)を源とする迫川、二迫川、三迫川など、北上川水系に属する一級河川が、西部山岳地帯から東部へ流下し、沿岸には良好な耕地が形成され、ササニシキに代表される良質米の産地となっています。
栗駒山一帯は、栗駒山国定公園に指定され、ブナ天然林やアズマシヤクナゲ郡落など、自然環境のすばらしい地域であります。また、ラムサール条約の指定地の伊豆沼・内沼は、白鳥や雁などの野鳥の飛来地として全国的に知られており、さらに築館の高森遺跡は、日本最古50万年前の遺跡として全国的に有名です。管内の気候は内陸性気候で、築館での年間平均気温は10.6度、年間降雨量は1,196mmとなっており、仙台に比べ平均気温は1.3度低いが、降水量はほとんど同じです。
管内は内陸のため、気温日較差が大きく、また、秋から春の日照時間が多いこと、地形が多様で、気象の地域間較差も大きいのも特徴です。

伊豆沼から見た栗駒山



管内の交通体系
管内には、JR東北本線が登米市界付近を、南北に貰き走っております。
国道は、4号線、398号線、457号線が管内を走り、これらを幹線として、主要地方道、一般県道などが縦横に連結されています。
高速交通体系としては、志波姫地区に東北新幹線「くりこま高原駅」が、また東北自動車道の築館IC、若柳金成ICの2つのインターチェンジが管内に設置されています。

くりこま高原駅



管内の人口・就業者
管内の人口は、昭和35年以来減少の傾向を示しています。平成7年国勢調査での人口は88,552人で、平成2年国勢調査に比ベ3,300人減少しています。また、平成9年1月1日から1年間の人口動態は、265人の自然減及び516人の社会減で、あわせて781人の減少となっています。平成7年国勢調査の年齢別構成をみると、65歳以上の老齢人口は20,234人(22.85%)で、この構成比は、県全体の構成比より8.36ポイント高くなっています。
管内の就業者数は、平成7年国勢調査によると、45,167人であり、内訳は第一次産業に9,422人(20.9%)、第二次産業に15,945人(35.3%)、第三次産業に19,766人(43.8%)となっています。さらに産業大分類でみると、製造業と農業の割合が高く、この2つで全体の4割強を占めます。このうち、農業就業者の割合は県全体の割合と比較した場合に、13.8ポイントも高くなっています。
建設業は、平成8年工業統計表によると、事業所数は580事業所(全産業の13.2%)、従事者数は5,106人(全産業の15.2%)となっています。



管内の公共投資
管内の公共投資は、迫川流域下水道事業をはじめとする下水道整備事業が広域的に進行中です。
また、東北縦貰道築館ICから三陸縦貰道登米IC(仮称)までの、約28km間を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」の第一期事業区間として、築館から登米市界までの約9kmの工事が開始され、社会資本整備が着々と進行しています。
当管内の栗原地域は、人口の減少、高齢化といった課題はあるものの、新たな未来へのポテンシャルは非常に高く、21世紀の栗原創造のために、栗原支部は、会員をあげてその果たすべき役割を確実なものとするよう努力しています。



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